七人の女鍼灸師

  • 2016.05.25 Wednesday
  • 12:24
七人の女鍼灸師晴天満月の5月22日。
「七人の女鍼灸師」という東京鍼灸勉強会主催の講演会で、七人のうちの一人としてお話をするという機会を頂きました。
七人の女性鍼灸師が、それぞれ鍼灸学校卒業後どのように臨床の道を歩んできたのか、というお話と不妊治療に関するシンポジウムそして実技供覧というプログラムの会。
参加者は、鍼灸学校の学生さんだけでなく、現役鍼灸師さん、そしてお灸の大先生までをも含む満員御礼の講演会でした。

錚々たるお顔ぶれの壇上の先生方のお話を、自分がスピーカーであることをすっかり忘れて聞きいってしまいました!先生方の豊かなご経験、深い洞察と弛まぬ研鑽に触れ、大いに刺激を受けました。

講演を終え、女性鍼灸師だからこそお手伝いできることは本当にたくさんあるのだ、ということを時間を経て、じわじわと実感しています。
そしてひととのご縁の大切さ、精進を続けることで必ず道は拓かれる、ということ、また信頼を築くには丁寧に生きることが大切、というメッセージも頂きました。
七人の女鍼灸師と七本のcava
温和堂は今年、開業して5年、鍼灸師10年目を迎えるのだ、としみじみ。10年間走り続けてきた軌跡をお話することで、拙くはあれど一人の女鍼灸師の辿った道から反面教師でもよい、なにかヒントになるものを見出して頂くことがあらば嬉しい限りです。
いままで先輩の先生方から私が頂いてきた数え切れないご恩をわずかではありますが、お返しできたのではないか、とほんの少し肩の荷が下りた心地もしています。
大先生からの差し入れ。七本のスパークリングワイン!ありがとうございました!

講演会の先陣を切られたのは、外石(といし)晶子先生。目黒の鍼灸治療院セラキュアでチーフとして、不妊治療をはじめとする多様な疾患に対応されていらっしゃいます。女性の妊娠に関わる医学的専門知識をもとに全身のバランスを整える治療をされている様子をご紹介いただきました。外石先生は、コミュニケーションの大切さ、相手のこころに沿った対応をとることができる臨床家たることの大切さを強調されていらっしゃいました。初心忘るべからず。はい。

海老原美香先生は、アメリカの大学でスポーツトレーナーの学位を取得されてから、アロマやフラワーエッセンスの資格取得後、鍼灸学校で教員資格までとられた大変研究熱心な先生です。鍼灸学校での教鞭のほかに、有隣館日暮里鍼灸整骨院​久庵鍼灸マッサージ と往療、と臨床もしっかりと実践されていらっしゃいます。鍼灸師やアスレチックトレーナーの後進の実力の底上げに本気で取り組んでいらっしゃる頼もしい先生。世代交代が必要なときに若手が育っている、のは大事なことですよね!海老原先生、日本の未来のためによろしくお願いいたします!!
 
今回の講演会を企画された東京鍼灸勉強会の主宰のお一人でもある加藤且実先生は、温和堂の母校の鍼灸学校の大先輩で、多摩川駅の浅間神社ふもとにある、正和堂はりきゅう治療院の院長先生です。臨床歴今年で23年となる大ベテランの加藤先生。お話のなかで転機の際に出会われた大切なお言葉をご紹介いただき、人生を紡ぐのはひととのご縁だなぁ、と。天津中医薬大学第一附属医院直伝の中国鍼で数多くの難治の患者さんを治癒されてきた加藤先生の元気の源は臨床にあるのですね、とお会いする度に思います。そうそう、今回初めて、加藤先生の頼もしい二の腕はトライアスロン仕込みということを知りました。いつも後進の私たちに学びの場とご縁をありがとうございます!!

温和堂が、学校卒業後に受講した東京九鍼研究会で鍼先感覚の極意を教えて下さったのが、宇田川静香先生です。鍼先になにを感じるのか、それをどうするのか、宇田川先生に教えて頂いたことは温和堂の宝物として一生磨き続けてまいります。宇田川先生は東明堂石原鍼灸院で長年お勤めになられた後、現在はご郷里の福岡・筑紫野でおひさま鍼灸院の院長をされています。古代九鍼を駆使して様々な疾患の治療をされていらっしゃいます。おひさま鍼灸院で開催されている妊産婦さん向けの教室のお写真を拝見すると、画面には宇田川先生のお人柄と笑顔溢れるあたたかい空間が広がっていました。通院されている妊産婦さんのなかには、6人目をご出産された方も!産前産後のからだのケアを安心してお願いできる鍼灸院があるって素敵ですよね!

藤崎由起子先生は、鍼灸に関する学術論文を検証されたご経験をお話し下さいました。海外からの鍼灸関連の学術論文や臨床報告資料はいまやインターネットで容易にアクセスできるのですよね。
外苑前にある女性専門治療院アキュモード鍼灸院での不妊症やマタニティの方の施術のお話のほか、地域医療としての鍼灸の取り組み方、お灸教室を開催されるまでの経緯など藤崎先生ご自身のご経験を惜しげなくご披露くださいました。千里の道も一歩から。まずは地域のキーパーソンの扉を叩くことから。お子様をお持ちの女性だからこそ、の視点で、丁寧に地域の中で鍼灸の活躍の場を開拓し続けてこられたお話、大変勉強になりました。藤崎先生の地域活動のFacebookページ(ココロとからだにきく はりとお灸 +PLUS)はこちら

講演会の大トリは、長野市ではり・灸・マッサージいづみ治療院を開業されて今年で10年目を迎えられる丸山順子先生。不妊鍼灸、妊婦鍼灸を主軸とした女性専用の鍼灸院としての軌跡とキーポイントを気前よくご紹介下さいました。印象的だったキーポイントは、顔出しと信頼の確保。来院される患者さんがほぼ初対面の鍼灸師相手にさらけ出して下さるのであれば、私たち鍼灸師も顔出しをして信頼に値するように振る舞う。鍼道具ケースそのようなことをお話になられて確かにその通りだと頷くところしきりでした。丸山先生は、日本不妊カウンセリング学会のカウンセラーの資格もお持ちになっていらっしゃいます。
日頃温和堂が無頓着にして生きている女子力。丸山先生の麗しい鍼道具ケースに目を奪われてしまいました!温和堂の往療用鍼道具ケースはなにせおむすびケースですから!(これはこれでなかなか使いやすい)

パネルディスカッション
お話しのあとは、不妊治療をテーマとした座談会と実技供覧でした。
加藤先生がご披露くださった呼吸の浅い方への刺鍼はさっそく追試させていただきました!お陰さまにて感謝頂きました。ありがとうございます!!
上腕診不肖温和堂も、実技供覧をさせて頂くこととなり、胃腸の不調のご参加者の方に頭皮鍼を用いることとなりました。
温和堂の普段の臨床では、胃腸の不調であれば頭皮鍼以外の方法でアプローチすることが多いのですが、今回実は頭皮鍼で初めてトライしました。翌日のご感想を伺うと、「速攻で胃もたれが取れて食欲が出ました。今日も調子いいです。」とのこと。
思いがけず、頭皮鍼の有効性を実感できたよい機会となりました。ありがとうございます。
敬愛する工藤訓正先生のお言葉、「すべては必然である」を思い出しました。

今回、このような素晴らしい会をご企画、運営してくださった、東京鍼灸勉強会の茂木さん、加藤先生、そして当日のスムーズな司会を担当してくださったSさま、ありがとうございました。

東京鍼灸勉強会では臨床力のある勉強会が続々と企画されています!(Facebookページはこちら

長文お読みくださりありがとうございます。
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