実生柚子で耐寒仕様のからだに!

  • 2017.12.05 Tuesday
  • 11:30

実生柚子

晩秋から初冬の養生果実といえば、柚子。

中国の長江(現・揚子江)上流が原産地の柚子は、日本でも奈良時代の「続日本紀」(797年)にその名が記されるほど馴染みのある果実。

 

冬至の柚子湯は、いよいよ厳しくなりゆく寒を暖で乗り切る暮らしの智慧。

柚子湯湯冷めしにくく芯からポカポカになります。

柚子の皮に含まれるリモネンという精油成分やヘスペリジンなどが血行を促進させるのだそうです。

翌朝、布団から出るのも苦ではなくなります!(温和堂の体験。個人差あり。)

 

宮崎県の北部にある山あいの西米良村(にしめらそん)から、実生柚子が届きました!!

西米良村の原風景を残す活動をされている地域おこし協力隊の小牟田さんからの直送です!

https://faavo.jp/miyazaki/project/2129

 

とっても品のある香りで箱を開けた途端に部屋中に柚子が満ちて、うっとり。

皮をむくとまたさらに香りが!

ぷりぷりの実に、たまらずそのままパクっ。柚子ならではの酸味と爽やかな甘み!

そして食べてしばらくすると、からだの中から柚子が香ってきて、またまたうっとり。

柚子果皮 たね

柚子

香り高い皮は、天日干しに。

実は贅沢に絞って少し塩を入れて柚子酢に。

絞ったあとの皮は、もちろん柚子湯に!

そして、種は焼酎に漬けて半年後に使う化粧水に。

 

そしてぷっくりした種を選んで種採りして育苗ポットに!

 

実生(みしょう)とは、つまり実から生った、ということ。

「桃栗3年、柿8年、柚子のばかめは18年」と謳われるように、種から育てた柚子は実をつけるまで18年かかるのだそうです。

大量の実の重みに耐えられるように根がしっかりと張るまで待つ、ということでしょうか。

 

実生柚子の樹は、国内に5000本ほどを残すのみとも言われ非常に希少となっているそうです。

いただいた実生柚子のたねを手元で育ててみたいと思います。

18年掛かるのでどうなるかはわかりませんが、実生柚子という日本に古くからある種(species)が、百年先の未来でも芳香を放っていてほしい。

たね一粒。小さな一歩としたいと思います。

 

流通している柑橘類の多くは、台となる別種の木に栽培種の枝をついで栽培する接木という技術により栽培されています。

接木という優れた叡智は、3000年ほど前の中国の文献に記載が残るほど古来より人類とともにあり、日本には仏教伝来と同時に伝わっているのだそう。

接木されたものは3〜5年で実をつけ始めるため流通作物としては適している栽培法です。

 

実生の柚子は、接木栽培柚子と比べ、ひときわ香りが高いと聞いておりました。

接木の柚子の多くは、根の強いからたちを台木とするため、からたちの要素もその実の中に併せ持つのだそうです。

今回初めて実生柚子を手にして香りを聞いて味をみて感じたのは、その高い芳香は完全に別物でした。

つまりこれが本来の柚子なのですね。そして、実生柚子の果汁は接木柚子果汁よりも長持ちするのだそうです。

実生柚子は果汁だけでなく、果樹そのものも長寿なのだそうです。なかには樹齢300年を越える古木もあるそうです。

 

黄色が美しい希少な実生柚子が生る西米良村のふるさとの原風景が、ジビエや鹿皮細工など新しい試みとともに若い世代の暮らしの場として引き継がれていきますように!

 

西米良村の柚子製品は村所驛物産センターにて。

http://www.inseason.jp.net/station/201312/

 

食材としての柚子:http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/yuzu3.htm

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