五感を使って生きる! 食事編

  • 2013.04.12 Friday
  • 22:36
 食事について、アーユルヴェーダ、サンスクリット語で生命の科学を意味するインド伝統医学では、食事中は”ながら”をせず、穏やかに過ごすようにすすめています。楽しく、といっても歓談はよしとされず、食事そのものを楽しむことが大切だと説いています。江戸時代の家庭の医学書として広い人気を博した、貝原益軒の「養生訓」では過食、美食による病の多いを憂い飲食の節制を説く記載が多くみられ「交友と同じく食する時、美饌にむかえば食過やすし。」と歓談しながらの食事に気をつけるように説かれています。 食べること、それだけに集中してお食事を頂いていると自然と五感が研ぎ澄まされてきます。例えば、浮きに三つ葉を散らしたハマグリの澄まし汁。春の時期、一年で最高の滋養と美味、香りに満ちた旬の素材が口に広がるとき、得も言われぬ幸せを感じるでしょう。幸せにひたっていると自然に、美味しいご飯を作ってくれた人に、感謝の念が湧いてきます。もう一口いただくと、ハマグリの漁師さん、三つ葉の農家さんにも想いが広がっていきます。箸を置くころには、海や大地、太陽にも「ご馳走様でした」の気持ちをこめていることに気がつくことでしょう。ガヤガヤ喋りながら食べたり、スマートフォンを操作しながら食べたりしたのでは感じ取ることができない味わいが、そこにはあります。

今日の温和堂のお昼ご飯はハマグリのお澄ましではなく、インド料理でした。「行くぞ!リスト」のランク上位にあった神楽坂の「想いの木」さんです。そしてこのお昼ご飯こそが、温和堂に食養生の基本を思い出させてくれたそんな至福ご飯だったのです。
趣のある店構えの暖簾をくぐり、店内にはいると暖かい土壁と木のぬくもりを感じる雰囲気。福岡は筑後平野で作られた自家製の野菜やお米を使った店主さんの想いのこもったお料理。ランチメニューから、サフランライスとナーン、お好みカレー3種のセットを選びました。

自家製野菜をふんだんにつかった大地のカレーは、程よい硬さに仕上がった新じゃがとスパイスが絶妙のバランス。新鮮なトマトの酸味と濃厚味の海老とピリっとくるマスタードシードにとてもあうプラウンカレー。そして日替わりカレーは南インドのおふくろの味、サンバル。マスタードシードとカレーリーフ、クミンが豆と新鮮野菜の味をぴりっと引き立てていました。(インド料理ご愛好のみなさまへ:サンバルにはナーンよりドーサが合いますね!)

ひと匙ひと匙、こんなにじっくりと味わって食事をいただいたのは久方ぶりのことでした。舌の上で素材をしっかり満喫しながらいただいていると、やはり食事は”エサ”ではなく、”頂きもの”なのだなぁ、と美味しい恵みをいただける幸せをシミジミと噛み締めることができました。

五感を使って食事をしていると、無駄食いを減らすことができます。そして酸味、苦味、甘味、辛味、鹹(塩辛い)味の五味も味わい分けることもできるようになります。身体に必要でない不自然な味を感じ取ることができるようになってくることでしょう。からだの声を味覚でもきくことができるようになると、アレルギー反応を起こす前にそういった不必要な飲食をとめることができるようになってくるかもしれません。少なくとも太古の昔はそうやって毒の有無を感じ分けていたのですから。いまは食品添加物などの化学物質、ですね。。。



                        参考
養生訓Wikipedia

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