なんてん

  • 2012.12.26 Wednesday
  • 23:26
温和堂 お正月飾り
温和堂の玄関に五色の和紙の注連飾りを掛けました。皆様が五季(春・夏・土用・秋・冬)、五臓(肝・心・脾・肺・腎)健やかに過ごせますように、と願いをこめています。

師走の日本は、玄関回りの飾りも忙しいですね。サンタさんを迎えた25日が過ぎるとクリスマスリースから一気にお正月飾りに衣替えして、歳神様を迎える準備に入ります。門松は二十七日までに飾るのがよいのだそうです。先の五色も五行思想という中国の教えですし、八百萬の神と仲良く共存してきた日本らしい光景です。

実は自分で門松を飾るのは今年が人生初めてでして、花屋さんに並ぶ白雪姫松やら根引松やら一本千円超えの数種の高級感溢れる立派な松を前にまごまごしていたら、それらは花活け用だそうで、門松は門松、という種類でよいのだそう。
門松というのは、清めて迎える準備が出来た場所であることを歳神様にお知らせする標であり、またお越し頂いた歳神様に寛いで頂く依り代でもあるそうです。関東では広く松の内は28から正月七日までとなっていますが、古くは正月十五日迄だったそうです。江戸時代に、いつまでも正月で遊び惚けられては生活が成り立たないので繰り上げたのだそう。大阪では松の内は十五日までだったことを記憶しています。
温和堂では、十五日まで飾り、歳神様にのんびりして頂くことにしましょうか。


正月飾りの赤い彩りは、南天の実。南天のど飴♩のCMでもお馴染の南天実は古来より続く鎮咳の和漢薬です。元は鑑賞用として平安時代に中国から渡来した南天、日本で鎮咳や鎮痛の効能を認められ和漢薬として活躍するようになりました。寒い時期に増える咳嗽や関節痛などに、お正月飾り以外の実務的なお役立ちもしたのでしょうか。実際、南天葉には殺菌作用があるそうで南天手水といい厠の傍に植え、手洗い水代わりに葉で手をこすり消毒として使われたのだとか。
鎮咳、鎮痛の機序について詳しくは、常盤薬品の南天研究のサイトをご参照下さい。
http://nanten-lab.jp/about/index.htm

南天が正月飾りとして喜ばれるもう一つの点は、「難を転じる」の縁起担ぎがあるそう。病とのとりくみも、難を転じる心意気で臨むと様々な発見があります。
日本語の言い回しに「病を得る」というものがあります。病を通して身体や生活様式を振り返り、大切なことや大切な人を見つけるきっかけになれば、まさにそれは「難を転じ」た病を得たことになるのだと、温和堂は多くの患者さんから教わってきました。

温和堂へ鍼灸治療にこられる方々のお身体の難が転じるお手伝いができましたら幸甚です。
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