半夏生ず たこづくし 根を張り夏を乗り越えましょう!

  • 2013.07.02 Tuesday
  • 19:44
7/2 旧暦では皐月二十四日。
二十四節気の夏至の末節にあたる今日は、七十二候では「半夏生ず」。そしてタコの日です。
梅雨が明け始め、本格的な夏の暑さに向かうこの頃、田んぼの縁で半夏(ハンゲ)という草が生えだします。半夏の生え出すこの頃、梅雨とは異なる豪雨が降ることがあり、半夏雨、と呼ばれるそうです。豪雨の半夏雨で根が流されてしまうことがあることから、半夏生までに田植えがおわっていること、また田植えの済んでいる田んぼでは根付きの状態をみて収穫の予測がたつことから、半夏生は稲作の大事な節目として暦に残っているそうです。
半夏※1というと、胃もたれや下痢のときなどに処方されることもある「半夏瀉心湯」という漢方薬を思い起こす方もいらっしゃるかもしれません。漢方薬で使われるのは、根塊。半夏はサトイモ科の多年草。日本では「烏柄杓(カラスビシャク)」と呼ばれています。


蛸の足の吸盤のようにしっかり稲が田んぼに吸着することを願い、半夏生の日に蛸を食べる、という江戸時代から始まったとされる関西の習わしに従い、本日の夕餉はタコ。 蛸の足にちなんで八品目が入った蛸おかずをふた鉢調えました。
ひと鉢目は、タコの梅黒酢マリネ。蛸、新生姜、オクラ、茗荷、茄子、モロヘイヤ、バジル、胡麻。
一品目足らないところを胡麻に登場してもらいなんとか八品目達成。旬の野菜がメインです。梅黒酢は梅の実を漬け込んだ黒砂糖と黒酢のシロップ。患者さんお手製の万能調味料です。

ふた鉢目は、たこじゃが。こちらは根を張る、にちなんで根菜を多めに使ってみました。蛸、じゃがいも、人参、玉ねぎ、揚げ、生姜、昆布(出汁)、明日葉。
出汁に沁みでている昆布を無理やり数えて、八品目。

少々本題と外れますが自慢です。モロヘイヤとバジル、明日葉はプランター栽培の自家製です。小ぶりですが香りが驚くほどよくたっています。食べ終わってから知ったのですが、半夏生の日は天から毒が降るのでこの日摘んだ野菜は控える、という物忌みがあったそうです。ベランダ栽培ですし、本日は晴天でしたので毒はなかった、ということにしておきます。

梅雨の湿気で胃腸の働きが停滞し身体の不調がでてきたこの時期、そしてこれから本格的な夏を迎える、この時期にタコを食べることは、験担ぎ的な意味合いだけではないのでしょう。 医心方・食養篇蛸のもつ疲労回復パワーも半夏生の日にタコを食べる習わしができた理由の一つなのではないかと温和堂は考えています。西暦984年に、当時の医学書の内容をまとめ
丹波康頼により編纂された日本現存最古の医学書である、「医心方※2・食養篇」に「海蛸」の記述が見られます。

「海蛸:味は鹹(塩辛く)、温める性質をもつ。(中略)五臓の機能低下からくる栄養不足や疲労、内臓の損耗、また下痢の治療に用いる。臓腑を補う。(後略)」

現代の栄養学でも、タコにはタウリンという疲労回復に関わるアミノ酸が多く含まれていることを明らかにしています。






 
※1半夏  ウィキペディア http://ja.wikipedia.org/wiki/半夏

※2 医心方 ウィキペディア 

コメント
コメントする








    

calendar

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< November 2018 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM