蚋(ブユ)刺されにお灸と井穴刺絡 〜セルフ症例〜

  • 2014.06.13 Friday
  • 02:32
蚋(ブユ/ブヨ/ブト)に噛まれました。
 (wikipedia ブユ リンク→http://ja.wikipedia.org/wiki/ブユ
久方ぶりの投稿は、セルフ症例報告です。

6/8先週の日曜日に訪れた山梨の里山で四か所こぴっと噛まれて帰ってきたようでした。
「ハエのような虫がたかってるなぁ」と追い払い追い払いおりましところ、いつのまにやら噛まれていたようで出血痕がありました。その日は痛み、痒みなど症状はありませんでしたので気に留めておりませんでした。
6/10午前01時18分明けて翌日の月曜日6/9の晩から痒みが急増。
日にちをまたいで6/10午前1時、痒みのため目が覚める始末。6/10午前01時17分
出血痕があったことと、患部付近でみかけたのはハエのような大きさの黒っぽい小さい虫であったことを思い出し、原因はブユに相違ない、という結論となりました。

ブユとなると厄介です。早めに処置をしないと強烈な痒みと痛みに数週間悩まされることや、リンパ節の炎症が起こることもあります。また掻き毟るなど対応が悪いと痕が酷い状態で残ることもあります。
すわ一大事。夜半ではありましたが、急いで鍼灸道具を持ち出しました。
噛まれていたのは計四か所。左手背部、薬指の中手指節関節(MPJ)の直上と、中指と示指のMPJの間。その他に左前腕背面の橈側と尺側に一か所ずつ。前腕橈側の患部はツボでいうと温溜穴付近。

まずは患部のある経絡に該当する井穴(指端爪の根本にあるツボ。毛細血管、動静脈吻合枝のあるところ)で鬱血が爪甲にみられるツボから、商陽、中衝、関衝、少沢を選択。井穴刺絡瘀血(オケツ)の処置をしました。

腫脹により中手指節関節(MPJ)の屈曲動作が困難でしたが、井穴刺絡の後は、多少動かせるようになりました。まだ鈍く重だるい感じが母指以外の手指と前腕に残っていました。
八邪穴という手の水かきの部分にあるツボに台座灸を据え、患部には直接もぐさを据える透熱灸を行いました。
施灸の後ようやく前腕と手背部、手指にのこっていた重だるい熱感が少し引きはじめました。痒みと痛みも軽減され、腫脹もすこしおさまり始めました。

6/10午前翌6/10の朝、手背と前腕の腫脹は少しおさまり、熱感も落ち着いていました。
午前7時ころ、井穴刺絡と八邪穴、患部への施灸を同様に行いました。
ドクダミ茶加えて、ドクダミ茶で排毒を促しました。
6/1013時38分午後にご予約を頂いておりましたのでご来院の前、13時半ころに再度同様の井穴刺絡と施灸を行いました。手指の屈伸が昨晩と比べ容易になり、施術への影響は出ずにすんだため安堵しました。
右利きの温和堂にとって、左手は鍼を固定する押し手です。噛まれたのが母指と示指の間であったとしたら、さぞや刺鍼に影響しただろうと考えると肝を冷やす思いでした。「鍼灸師は手が命」です。

6/10午後22時10分お灸6/10治療院の仕事を終え、ドクダミ茶とお白湯、小豆汁で積極的に排毒を促しつつ、22時半頃に就寝前の施術を行いました。
随分と腫脹が軽減しています。6/10午後22時37分

井穴刺絡と施灸後は、腫脹と色などの見た目の変化もさることながら、熱感や重だるさといった自覚的な所見に著明な変化が出てきました。


小豆汁6/11。起床後すぐに小豆汁を飲み、排毒。
さらに朝食に小豆玄米粥、そしてタイミングよく祖母から送られてきた自家製の梅味噌を頂きました。小豆粥鍼灸でからだの外からの働き掛けを、飲食でからだの中からもしっかり自然治癒力の立て直しを応援してみました。

6/11夕方拳6/11午後、腫脹は顕著に軽減しました。痛みも完全に消失、手指の動きも元通りになり、仕事への支障は全くないようです。
6/11夕方痒みはかなり引いてはいるものの、過食した後と塩分を過剰に摂取した後に多少痒みが再発することが観察からわかりました。いずれもドクダミ茶か白湯で痒みは軽減します。噛まれ痕も縮小してきました。
前腕掻き毟ってしまった噛まれ痕が2つあり、これらの傷跡には水ぶくれができ、皮下は結節性痒疹のように硬くなっています。施灸を続けているうちに好転していくことが見込まれます。


12June拳
12June手6/12。すっかり腫脹は消失しました。
高温の環境や、運動をして体温が上昇しても痒みの出現はありませんでした。
患部付近をふれると痒みが再発します。
鍼先が皮膚に軽く触れる手法の散鍼をすると痒みは収まりました。しばらく、施灸と散鍼、ドクダミ茶や小豆湯を継続していきます。飲酒でどのような変化がでるかは、勇気がなくて試しておりません。

まだまだ油断はできませんが、6/9の発症から数えて4日間での治験症例としては、井穴刺絡、施灸ともに著効あり、と呼べるのではないかと思います。

夏に向かい野山海川など自然に入る際は、皮膚を覆う着衣を心がけること。虫よけを使うこと(ミントなどハーブの精油を用いた自然素材のものが好ましいですが)、そしてせんねん灸など簡便に使える台座灸を携行すること、最後にライターと灰皿もお忘れなく!


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