梅子黄 〜梅しごと・壱〜

  • 2015.06.16 Tuesday
  • 16:16
梅子黄グレゴリオ暦6/16の今日は、和暦の皐月の朔日(ついたち。)
暮らし暦・七十二候では「梅子黄(梅の実黄なる)」です。


甘酒入り小豆汁

今日温和堂で施術後にお出ししたお茶は、お朔日恒例小豆ごはんの副産物、少し塩をした小豆の茹で汁に甘酒を加えたもの。小豆には、からだの中の余剰な水分=浮腫みを捌く袪湿の働きがあります。
加えて蒸し暑い梅雨時期に弱りがちな胃腸の調子を立て直してくれる作用もあります。
 
さて、「梅子黄」梅の実が黄色くなったら梅仕事です。
じめじめしてあまり気が乗らない梅雨時期に五感を愉しませてくれるのが、熟した梅の芳香です。
梅の蜂蜜漬け温和堂は一昨年前に梅仕事デビューをしました。手始めは完熟梅の蜂蜜漬け。漬けて一週間もすると梅の果汁が蜂蜜の中に浸透し醗酵を始めます。そのまま梅酒になりそうな勢いですが、一年経ったものは甘み控えめの酸っぱい梅ジュースになります。疲労困憊の時に薄めて頂くと滋味が沁み渡りじわじわと元気が快復してきます。

 

今年は元日に自家製梅干しを漬けます!と宣言しました。
梅仕事一覧
そうしたらなんと!福岡の祖母から、庭の梅を5キロ程をいただきました。梅エキス枝つきで送っていただいたくらい新鮮な梅の実。青梅で作る梅エキスも仕込んでみました。
擦った青梅をとろ火で煮詰める。8粒の青梅から僅か9g。できたものを見てみるともう少し飴色になるまで煮詰めたほうがもちがよさそうです。。梅仕事のなかでもひときわ根気のいる作業ですが、長く楽しめる仕上がりとなります。このエキスを丸薬状にしたものが、梅丹本舗の梅丹です。青梅の成分を凝縮させた梅エキスはその殺菌力と胃腸を整える妙薬として、古来より家薬として各家庭で作られていたとのこと。

梅エキスの他には、蜂蜜漬け、リジュベラック漬け(3日目からシュワシュワしてきました!毎朝飲んでます!)、蜂蜜焼酎漬け、青梅ジャムを仕込みつつ、2、3日追熟して梅が黄色くなってきたところで大本命の梅干しの仕込みです!!

梅酢ヘタをとった梅に塩をしてしばらくすると、浸透により梅の果汁がじわじわとでてきます。梅果汁の浸出に伴い、得も言われぬ梅の甘酸っぱい芳香が部屋に充満してきました。
これは梅仕事をしないと体験できない至福のご褒美です!!!

塩が溶けきり梅果汁があがってきたら、梅酢の出来上がりです。
この頃になると赤紫蘇が出回り始めます。塩もみした赤紫蘇と混ぜて赤い梅干しになります。
しかし、まだこのままですと梅の塩漬けです。梅雨が明けた夏の土用に梅酢を切り天日干ししてようやく梅干しとなります。季節の移ろいを梅仕事を通じて感じる事ができるのも手仕事の醍醐味ですね!

赤紫蘇なしの塩だけの梅干しは白梅干しといいます。
赤紫蘇入りの梅干しがつくられ始めたのは、江戸時代初期元禄年間ころからなのだそうです。お目出度い赤色が好まれたのとまた、旬の短い赤紫蘇を長く利用しようという赤紫蘇の保存目的もあったそうです。

梅は古来より日本の人たちを治し、滋養してきた素晴らしい果実です。
以前のおんわぶろぐの投稿もご一読ください!「福茶梅うめ

梅の香りで梅雨もたのしくすごしましょう!!
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