ベランダ借景 冬編: 椿

  • 2013.01.30 Wednesday
  • 22:48
 陽が長く、そして暖かくなってきましたね。二月四日の立春まであと五日。

5階にある温和堂はりきゅう院の治療室のベランダから見下ろすとマンションの中庭の借景が楽しめます。
1980年代築のマンション中庭の植木はアラフォーの貫禄を示し、季節ごとになかなか見事な花をつけています。ここの椿の花はみな上向きに太陽の光を仰いでいて、この時期ベランダからは赤い椿の真正面ショットと挨拶ができます。


椿は日本原産の常緑照葉樹。葉や種子がツヤツヤと油分を多く含むのは、高湿多雨の日本の風土にあって水分に流されないために永年かけて培った椿の適応力なのだそう。
椿といえば、椿油。♪ようこそにほんへー♪のCMの紅いパッケージのあのヘアケア用品や髪油で有名ですが、実は食用油でもあります。8世紀平安時代に編纂された続日本紀に朝鮮半島の使者への贈り物としたと海石榴(つばき)の記録が残るなど我が国での歴史は旧い食用油。近年オレイン酸の働きによる動脈硬化予防やアンチエイジングなどでオリーブオイル健康法などがブームのようですが、何を隠そうこの椿油(食用はカメリヤ油と表記されています)、オリーブオイルよりも10%も高い80〜85%のオレイン酸含有量を誇ります。オレイン酸の特性である不乾性のため酸化しにくく、さらっとしている性質から胃もたれしにくい油として、かの健康オタク徳川家康ご指名の天ぷら油だったとか。桜島では昔から子供の虫下しとしても使っていたそうです。天然デトックスですね。オリーブオイルをわざわざ遠く地中海から輸入せずとも足元に素晴らしい健康食品があったのです。しかも先述のように日本原産で日本の高湿多雨の環境で立派に生き抜いてきた種であるツバキ。同じ風土でいきる日本人が恩恵を授からない手はありません。
そして美容目的としても注目の高い油です。私、温和堂も伊豆七島の利島を訪れた際に入手した利島産の椿油をスキンケアとヘアケアに使わせていただいていたことがあります。さらっとしていることも美点ですが、オレイン酸の紫外線吸収作用で皮膚に紫外線を通さないので、四季を通して使うことができます。
椿油、身土不二の優れた産物ですね!Viva Made in Japan!!!

参考リンク 
 
  桜島ミュージアム http://www.sakurajima.gr.jp/tsubaki/use/
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