柚子の馬鹿めは十八年

  • 2013.11.29 Friday
  • 19:39
iPhoneImage.png今年も患者さんのお庭の姫柚子を頂戴しました。今日温和堂ご来院の方々に柚子茶で冬の訪れを感じて頂きました。まだ幾つかありますので来週辺りまではお出ししていますよ!

この柚子と一緒に「桃栗三年、柿八年」の先の口上も付いてきました。「桃栗三年、柿八年、柚子の馬鹿めは十八年」と続くのだそう。
みなさまはご存知でしたか?温和堂は初耳でした。なんだか愉快になってきたのでほかにどんな口上があるのか調べてみました。

枇杷は九年で成りかねる
柚子は九年で花盛り
梅は酸い酸い十三年
梨はゆるゆる十五年
みかんの間抜けは二十年
りんごはにこにこ二十五年

江戸時代後期の随筆家、山崎美成著の「三養雑記」の中にも、「桃栗三年、柿八年、柚子は九年でなりかかる」がことわざとして解説されています。

国文学研究資料館の電子資料館でオンライン閲覧が出来ます。
「三養雑記 桃栗三年」

桃、栗、柿、枇杷、梅、柚子、みかん、どの果樹も庭木でよく見かけるものですね。三年経って桃栗が、柿、枇杷が加わり、梅がなり、柚子、みかんがなる頃には子供が成人する、そんな家族の成長とともに庭木からの恩恵も豊かになっていく。そしてよくみると果実が熟す季節が春夏秋冬、四季に散らばっています。
庭木だからこそ、薬なぞ使わず安心して皮のまま食べられる果実をつくることも出来ますね。

家族への愛と自然の恩恵、じつに豊かな風景がみえてくることわざですね。


地方毎にいろいろなバリエーションがあるようです。
ほかに面白いものをご存知の方は、ぜひコメントに書きこんでみてくださいませ!






秋きたりなば 〜仲秋の過ごし方

  • 2013.09.10 Tuesday
  • 14:19
今年は九月七日が二十四節気の「白露」でした。白露から時節の挨拶は仲秋の侯となります。冷えてきた夜気により草花に白い朝露がつくことからついた節気の名称です。

温和堂もちょうど一昨日、夜気の冷たさを感じ窓を閉め肌掛けを着て眠りにつきました。翌朝、昨日の朝は空気が秋風に一変していました。キリっと清々しい秋の朝の風に包まれると季節が移り変わったことを体感します。

昨日の九月九日は重陽でした。陽の数である奇数の最大の九が重なる日であることから陽が重なる=重陽であることに加え、季節的にも陽の気がこの頃クライマックスを迎え、陰の気にバトンを渡す時期である、と説明されます。これからの季節は陰の気とのお付き合いです。


東洋医学思想の根幹を担う五行説。自然界は「木」「火」「土」「金」「水」の五つの要素の活動変化によって運営されると考えます。木は火に燃やされると土に還り土中の金属は冷え固まることで水を表出し、水は木を生育させる。五行学説では臓腑、色、果実、穀物など森羅万象を、性質毎にこの五つの要素になぞらえ分類し説明しています。さて、秋は「金」の性質をもつ季節として分類されています。土で育まれた五穀が実りを迎える豊穣の季節です。

右の表は、秋に関連のある五行の配当です。
季節の外気である五気の金の行には「燥」が配当されています。湿気を帯びた夏の外気が次第に乾燥してくるのが秋です。毛穴(皮毛)を全開にし汗をかくことで暑さ対策をしていた夏のからだが、秋仕様に入れ替わっていく過渡期のこの仲秋、外気温の低下を感じたら即座に一枚羽織り皮毛を覆ってください。今朝もひんやりとした朝の空気に毛穴がきゅっと引き締まるのを実感しました。まだ開き傾向にある毛穴から外気が入り込むと、あっという間に風邪をひきます。そう、秋の季節に影響を受け易い五臓は「肺」です。五行説では肺は鼻に開竅(かいきょう)する、と説きます。肺の異変は鼻がくしゃみや鼻汁を出して知らせてくれます。
五行の配当表にある、「白」。仲秋の二十四節気の名称も「白露」。仲秋の名月のときに供されるのは白いお団子。秋刀魚の塩焼きには辛味の残る初秋のまっ白な大根おろし。初冬まで日持ちすることから冬を名に冠す冬瓜の白い実は初秋が旬となります。冬瓜は肺を潤す食材として古来使われてきました。水分が多いためからだを冷やしてしまうので、この季節はスープや蒸し物などで温食をおすすめします。そのほかにも白い実をもつ隠元豆や白きくらげ、大根、晩秋になると旬となるゆり根など白い食材は、肺を潤す薬膳料理に用いられています。
秋の季節に準じた白い食材を多く戴き、名月を愛でながら深呼吸をして陰の気を補い、肺を潤す心がけの生活をすることで、その先に待ち構えている長く寒い冬の健康を秋につくる。

秋来りなば冬遠からじ。

左は温和堂が先月末に訪れた、伊豆七島の利島(としま)の名産、ゆり根の焼酎。仲秋の名月とともに楽しませていただくつもりです。


半夏生ず たこづくし 根を張り夏を乗り越えましょう!

  • 2013.07.02 Tuesday
  • 19:44
7/2 旧暦では皐月二十四日。
二十四節気の夏至の末節にあたる今日は、七十二候では「半夏生ず」。そしてタコの日です。
梅雨が明け始め、本格的な夏の暑さに向かうこの頃、田んぼの縁で半夏(ハンゲ)という草が生えだします。半夏の生え出すこの頃、梅雨とは異なる豪雨が降ることがあり、半夏雨、と呼ばれるそうです。豪雨の半夏雨で根が流されてしまうことがあることから、半夏生までに田植えがおわっていること、また田植えの済んでいる田んぼでは根付きの状態をみて収穫の予測がたつことから、半夏生は稲作の大事な節目として暦に残っているそうです。
半夏※1というと、胃もたれや下痢のときなどに処方されることもある「半夏瀉心湯」という漢方薬を思い起こす方もいらっしゃるかもしれません。漢方薬で使われるのは、根塊。半夏はサトイモ科の多年草。日本では「烏柄杓(カラスビシャク)」と呼ばれています。


蛸の足の吸盤のようにしっかり稲が田んぼに吸着することを願い、半夏生の日に蛸を食べる、という江戸時代から始まったとされる関西の習わしに従い、本日の夕餉はタコ。 蛸の足にちなんで八品目が入った蛸おかずをふた鉢調えました。
ひと鉢目は、タコの梅黒酢マリネ。蛸、新生姜、オクラ、茗荷、茄子、モロヘイヤ、バジル、胡麻。
一品目足らないところを胡麻に登場してもらいなんとか八品目達成。旬の野菜がメインです。梅黒酢は梅の実を漬け込んだ黒砂糖と黒酢のシロップ。患者さんお手製の万能調味料です。

ふた鉢目は、たこじゃが。こちらは根を張る、にちなんで根菜を多めに使ってみました。蛸、じゃがいも、人参、玉ねぎ、揚げ、生姜、昆布(出汁)、明日葉。
出汁に沁みでている昆布を無理やり数えて、八品目。

少々本題と外れますが自慢です。モロヘイヤとバジル、明日葉はプランター栽培の自家製です。小ぶりですが香りが驚くほどよくたっています。食べ終わってから知ったのですが、半夏生の日は天から毒が降るのでこの日摘んだ野菜は控える、という物忌みがあったそうです。ベランダ栽培ですし、本日は晴天でしたので毒はなかった、ということにしておきます。

梅雨の湿気で胃腸の働きが停滞し身体の不調がでてきたこの時期、そしてこれから本格的な夏を迎える、この時期にタコを食べることは、験担ぎ的な意味合いだけではないのでしょう。 医心方・食養篇蛸のもつ疲労回復パワーも半夏生の日にタコを食べる習わしができた理由の一つなのではないかと温和堂は考えています。西暦984年に、当時の医学書の内容をまとめ
丹波康頼により編纂された日本現存最古の医学書である、「医心方※2・食養篇」に「海蛸」の記述が見られます。

「海蛸:味は鹹(塩辛く)、温める性質をもつ。(中略)五臓の機能低下からくる栄養不足や疲労、内臓の損耗、また下痢の治療に用いる。臓腑を補う。(後略)」

現代の栄養学でも、タコにはタウリンという疲労回復に関わるアミノ酸が多く含まれていることを明らかにしています。






 
※1半夏  ウィキペディア http://ja.wikipedia.org/wiki/半夏

※2 医心方 ウィキペディア 

端午の節句

  • 2013.05.05 Sunday
  • 18:19
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今日は五月五日。旧暦の立夏。七十二候で、かわず初めて鳴く。そして端午の節句と暦の上では初夏満載です。
温和堂はいま三陸に居て東京よりは気温が低いですが、昨日と比べ今日は日当たりは暖かく上着を脱ぐ位でした。
端午の節句には、長く剣状の葉を持つ菖蒲湯に入る慣わしが日本にはあります。これは菖蒲と尚武の語呂合わせでもあるそうですが、菖蒲のお風呂に入ると神経痛が鎮静され、血行促進されるとされ、昼夜の気温差が大きくなりバランスを崩し勝ちなこの時期のからだの調整として昔から伝承されたのでしょうか。菖蒲のほかに端午の節句に使われる蓬ともにつよい精油成分が含まれています。この香りが厄落としとしても好まれたようです。いまでいうアロマテラピーの役割もあったのでしょうか。
端午の節句に菖蒲を用いる風習は実は中国からもたらされました。中国では、菖蒲の解毒作用や健胃作用が好まれ、菖蒲酒をお節句の供としたそうです。このように実は菖蒲は食用が可能です。ただし、アヤメなど花が咲く菖蒲は有毒で、菖蒲湯で使われるサトイモ科の植物とは科が異なるそうです。くれぐれもお気をつけください。

先日、お寺さんで精進料理のお弁当を頂く機会がありました。その中のご飯が、昆布と菖蒲で炊いたものでした。爽やかな風味で美味しく頂き、健胃作用が働いたのかしっかり完食いたしました。 今晩は菖蒲湯でしっかり温まり、節句を堪能して下さい。

雨降って百穀を潤す 

  • 2013.04.20 Saturday
  • 23:21
雨降って百穀を潤す 
東京は雨降りの一日でした。本日四月二十日は旧暦で三月十日、二十四節気で「穀雨」にあたります。この時期に雨が降ると、その年の穀物は生長がよいとされています。穀雨の日の雨、今年の豊作を期待することができそうです。

5月の初旬の立夏までの2週間は、春の終盤戦です。春特有の東からの風が吹き荒れる季節から、穀雨により湿り気を帯びた大地に新緑が溢れ、次第に初夏の季節へと移行していきます。
今年の春は例年よりも強い風が多く大荒れの春でした。温和堂では目の痒み、頭痛など身体の上に熱気のある症状の方が多くみられました。

東洋医学では、春の季節は生長の季節、上に陽気が急上昇する季節と説明しています。太陽の道も次第に高く上がるようになり、日中はぐんぐんと熱があがる反面、地面はまだ冬の冷気を帯びていて、朝晩の地面からの冷えを感じることも多かったかと思います。人間のからだも自然の一部、草木の芽吹き同様、身体の上部、頭や顔に熱があがりやすくなるのです。そんな症状がでている方の足元に触れてみると、ヒンヤリと冷たいことが多いのです。鍼灸の治療では足の甲や足首まわりのツボを使って、身体の上下のバランスをとり調子を整えていきます。養生は足趾(あしゆび)、足関節を念入りに回すなどストレッチをオススメしています。足回りの血流がよくなることで身体全体の血流もよくなっていきます。

さて、穀雨からの養生。今日のように雨降りで気温の低い日は、神経痛が出やすくなります。腰から下をしっかりと保温して過ごされることをおすすめします。坐骨神経痛の出る方は、仙骨部に服のうえからカイロを貼ってもよいですし、薄手の腹巻を骨盤まわりにまいてもよいでしょう。明日も気温はなかなか上がらないそうです。足元の保温を特に心がけてお出かけください。



ひとやすみ、ひとやすみ

  • 2013.04.05 Friday
  • 15:21
桜の花が終わる頃になると、毎年患者さんからいただくお手製の夏蜜柑皮のグラッセ。甘味と苦味と酸味がコーヒーによく合うのです!

今年はなんと患者さんが、このグラッセを作るために、肩と腕をいためてしまわれました。大きな夏蜜柑三個の皮を一気に剥いた翌日、肩が上がらなくなってしまったのだそう。切れの悪い包丁で、分厚く硬い夏みかんの皮を繰り返し剥くとい行為がもたらした悲劇でした。
肩が上がらなくなったのは、「ちょっとやすんで!!」というからだからのSOS。温和堂は鍼とお灸で肩と腕の動きが戻るお手伝いをします。でも大切なことは休むことです。ここまでになる前にもからだからサインがあった筈。患者さんに確認しましたら、剥き作業の間にも手を休めたい衝動が幾度かあったのを無視してしまったのだそうです。からだの声、聞こえてましたのに!是非ぜひこれからは、からだの声が聞こえたら、一度手をとめてストレッチして重心をとりなおしてくださいね!

この悲劇が起きたのは、一気にやりきってしまったこと。無理な体勢で筋繊維に捻れが生じたまま、無理な力を入れた仕事を続ければ、筋繊維の損傷が起こるのは勿論のこと、重心も崩れてくるため体勢を整えようとして代償運動も生まれてきます。悪循環の始まりです。

「一休さん」というアニメがありました。室町時代の禅僧、一休宗純にまつわる逸話を漫画にしたものです。この橋わたるべからず、など小僧の一休さんがとんちで大人たちをぎゃふんといわせるお話にわくわくしたものです。エンディングの歌の中で一休さんが横臥して「ひとやすみ、ひとやすみ」というシーンがあります。
「有漏地(うろじ)から無漏地(むろじ)へ帰る一休み 雨降らば降れ 風吹かば吹け」人生なんて、この世(有漏地)からあの世(無漏地)に行く間のほんの一休みのこと。雨とか風とかそーんなこと気にしない、気にしない。禅師が詠まれたこの歌から「一休」という名前がついたのだそうです。雨風がふきあれているときこそ、すこし足をとめてみる。雨しずくの中のきらめきや、風のなかにふと薫る草木の息吹などを感じることができて人生の楽しみも深まるかもしれません。
ひとやすみ、ひとやすみ。

寒い!そんな時こそ頚肩を動かしてみましょう

  • 2013.01.27 Sunday
  • 08:17
先週の日曜日は、参加している鍼灸の研究会の創始者の先生のお墓参りに参加しました。私は直接先生を存知あげず、出版物と直系の先生方からのお話を通じてのみのつながりなのですが、この年初の墓参を先生との対話の機会の一つとさせて頂いています。
先生は、臨床において頚肩の血行動態の改善を重視しておられました。頸肩の良好な血流は万病を防ぐ、といっても過言ではないかもしれません。膝の問題で来院した患者さんが、頚肩の血行がよくなる治療のあと、それだけでも膝の状態まで変わってくる、といった内容が先生の語録にも記されています。

一月の二十日頃は、旧暦二十四節気の大寒にあたります。朝晩は「寒い寒い」とつい肩をすくめてしまい勝ちです。この動作は、寒さから身体を護る防御反応なのですが、肩をすくめたまま身体を硬くし続けていると血行が悪くなり、結果身体の冷えを増悪させてしまいます。
加えて昨今のスマートフォンの普及で小さい画面を長時間凝視、しかも姿勢は頚すくめの前のめり。仕事でも長時間パソコンの前に座り放し。
頚肩のみならず全身の血流が悪くなっている様子が、字面だけでも伝わりますでしょうか。

思いあたるなあという方は是非、そのすくめた肩を大きな息を吐きながら、ストンと下に落としてみてください。そして鼻から息を吸いながら肩を上に挙げ、挙げ切ったらまた大きな息を口から吐きながらストンと落とします。三回以上幾度か繰り返します。可能でしたら、吐き出すとき声も出してみるとよりよいです。

幾度かこの動きをすると全身が温まってくるのを感じて頂けると思います。呼吸をするときに使う筋肉も頚肩に絡んでいます。呼吸も上手に利用してみましょう!

なんてん

  • 2012.12.26 Wednesday
  • 23:26
温和堂 お正月飾り
温和堂の玄関に五色の和紙の注連飾りを掛けました。皆様が五季(春・夏・土用・秋・冬)、五臓(肝・心・脾・肺・腎)健やかに過ごせますように、と願いをこめています。

師走の日本は、玄関回りの飾りも忙しいですね。サンタさんを迎えた25日が過ぎるとクリスマスリースから一気にお正月飾りに衣替えして、歳神様を迎える準備に入ります。門松は二十七日までに飾るのがよいのだそうです。先の五色も五行思想という中国の教えですし、八百萬の神と仲良く共存してきた日本らしい光景です。

実は自分で門松を飾るのは今年が人生初めてでして、花屋さんに並ぶ白雪姫松やら根引松やら一本千円超えの数種の高級感溢れる立派な松を前にまごまごしていたら、それらは花活け用だそうで、門松は門松、という種類でよいのだそう。
門松というのは、清めて迎える準備が出来た場所であることを歳神様にお知らせする標であり、またお越し頂いた歳神様に寛いで頂く依り代でもあるそうです。関東では広く松の内は28から正月七日までとなっていますが、古くは正月十五日迄だったそうです。江戸時代に、いつまでも正月で遊び惚けられては生活が成り立たないので繰り上げたのだそう。大阪では松の内は十五日までだったことを記憶しています。
温和堂では、十五日まで飾り、歳神様にのんびりして頂くことにしましょうか。


正月飾りの赤い彩りは、南天の実。南天のど飴♩のCMでもお馴染の南天実は古来より続く鎮咳の和漢薬です。元は鑑賞用として平安時代に中国から渡来した南天、日本で鎮咳や鎮痛の効能を認められ和漢薬として活躍するようになりました。寒い時期に増える咳嗽や関節痛などに、お正月飾り以外の実務的なお役立ちもしたのでしょうか。実際、南天葉には殺菌作用があるそうで南天手水といい厠の傍に植え、手洗い水代わりに葉で手をこすり消毒として使われたのだとか。
鎮咳、鎮痛の機序について詳しくは、常盤薬品の南天研究のサイトをご参照下さい。
http://nanten-lab.jp/about/index.htm

南天が正月飾りとして喜ばれるもう一つの点は、「難を転じる」の縁起担ぎがあるそう。病とのとりくみも、難を転じる心意気で臨むと様々な発見があります。
日本語の言い回しに「病を得る」というものがあります。病を通して身体や生活様式を振り返り、大切なことや大切な人を見つけるきっかけになれば、まさにそれは「難を転じ」た病を得たことになるのだと、温和堂は多くの患者さんから教わってきました。

温和堂へ鍼灸治療にこられる方々のお身体の難が転じるお手伝いができましたら幸甚です。

霜月七日

  • 2012.12.19 Wednesday
  • 17:28
12/19の今日は、旧暦では霜月七日(11月)に当たります。
霜月とは名の通り、霜が降りるようになる月。
あと二日で二十四節気の冬至です。陽の出ている時間が日に日に短くなり、いよいよ気温が下がってきました。冬至は一年で一番日中が短く夜が長くなる、陽から陰へと切り替わる時期。八百屋さんやスーパーの店頭に柚子が黄色い彩を添えています。ゆず湯に入るとひと冬風邪知らず、ともいわれます。冬至の日に限らず、蜜柑の皮を干したものなどを入浴剤代わりに使うと身体が芯から温まり冬の寒さにまけない身体を保つことができます。

  日記買う
   温故知新の
    和のこよみ
            温和堂拙句

「日記買う」はいまの時期、仲冬の季語です。お正月飾り、大掃除と並び新たな歳を迎える準備ですね。
旧暦ダイアリー
来年の日記として用意したのは、この旧暦が併記された旧暦日記。
現行のグレゴリオ暦が日本に導入されたのは明治5年。それ以前江戸時代に使われていたのは、17世紀、江戸寛永年間の天文学者・渋川春海が中国の暦に日本各地で観測した天文記録にプログラムし直し、カスタマイズしたものでした。(渋川春海の偉業については今年夏に映画にもなった小説「天地明察冲方丁著 をご参照ください。)
旧暦に生きていた先人たちは、季節の移り変わりと生活を上手に合わせながら一年を暮らしていました。先述の二十四節気をさらに細かくした七十二候というものがあります。今日はちょうど、大雪の末候66候にあたり、「さけの魚群がる」の時期になります。鮭が産卵のために故郷の川を遡上する時期です。いまが旬のあおものは三つ葉だそうです。
旧暦に遺された江戸の先人達の智恵を仰ぎながら、上手に体調管理をしていきたいものですね。


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